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2018年07月03日

生涯教育講演 内科学会 金沢




循環器疾患予防戦略 滋賀医科大学アジア疫学研究センター長 三浦克之教授
 従来わが国では欧米と比べ脳卒中が多く冠動脈疾患は少ない特徴があった。しかしライフスタイルの変化、特に欧米化により冠動脈疾患が増加している。日本人では魚介由来のω-3系脂肪酸摂取が動脈硬化進行抑制に関与していることが分かってきた。魚介類の摂取で動脈硬化リスクは0.8に下がり、野菜果物1日480g摂取で0.7になる。高血圧や高コレステロールの高値持続の累積はリスクを上げる。生涯の喫煙量とリスク上昇は関連し、禁煙期間の延長はリスク低減に関与する。日本食がベストであり、若い人に多くなっている日本食プラス欧米食は良くないと言える。

投稿者:KUSUat 08:13| 日記