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2019年05月08日

高齢について




高齢者とは
昔お年寄りと言えば腰が曲がりやっと歩いているような方が多かったように思う。現在その様な方を見かけることは稀になっている。しかも振り返ってみると腰の曲がったお年寄りが実は60代であった可能性があり大きな変化があったと考えるべきである。生活環境や食事の改善、医療の発達がもたらしたものであろうか。
65歳からが高齢者と言われるが関連学会では75歳からという考え方も出てきている。日常の診療で感ずることは大病をしなければ80代でも活動的な方が多いと思われる。お相撲さんは昔は40代で糖尿病、脳卒中、心筋梗塞などで亡くなることが珍しくなかった。現在は現役を退くとダイエットしスーツを着て大柄な普通の人になり寿命も延びている。食事、ライフスタイルは健康と強い関連がある。
レベルが上がってくると個別的な事情の違いが問題となってくる。医療でいうとテイラーメイド(一人一人の身の丈に合わせた)医療を目指すことになる。個別的な違いを考えながら医療を進めることは大変重要なことである。
年齢だけでは「お年寄り」とは言わないことにしている。今はやりの終活を熱心にやりすぎると早く店じまいをしてしまうことになり体も心も縮小してしまうので注意が必要です。店じまいしつつ違った出店もするつもりが良いのではないかと思う。。

投稿者:KUSUat 12:26| 日記