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2019年06月14日

教育講演 腰痛




腰痛 神経障害性疼痛を中心に 富山大学整形外科 川口善治准教授 腰痛は1割の人にあり、慢性腰痛の6割は神経障害性疼痛です。疼痛は加えて侵襲性疼痛、心因性疼痛の三つにに分けられそれらが重なるものもあります。侵襲性疼痛は打撲など何らかの原因による炎症により生ずるものです。脊椎関連疼痛の3/4は神経障害性疼痛です。たとえば脊椎管狭窄による痛みなどがあります。症状からのスクリーニングでは痛みの増強にしびれを伴うかなどを参考にします。薬物療法は侵襲性疼痛や混合型では急性期はNSAID亜急性期はトラムセット慢性期ではフェンタニルを使うこともあります。神経障害性疼痛では急性期はプレガバリン亜急性期はプレガバリン、トラムセット慢性期はプレガバリン、フェンタニルを使います。デユロキセチンはいずれも亜急性期から使います。アセトアミノフェンはいずれも急性期から使います。プレガバリンと同系統のミロガバリンベシル酸塩(タリージェ錠)は神経障害性疼痛である帯状疱疹後神経痛に使用し効果を認めています。

投稿者:KUSUat 23:36| 日記