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2022年04月21日

足腰運動で健康寿命を延ばす




足腰運動は極めて簡単で危険性がないトレーニング法です。かなりのフレイル(脆弱状態)の人でもできる筋トレです。 人の筋肉量の2/3が下半身にあり姿勢保持や移動に重要な働きをしています。筋肉は使わないと脆弱になり萎縮していきます。入院などで長期臥床すると歩けなくなることはよく経験することです。その為、現在は早期離床リハビリが重視されています。日常でフレイルにある人は少しでも体を動かす必要があるのですが転倒の危険性もあるため闇雲に歩くというわけにも行きません。また筋肉を強くするには負荷のかかる運動でないと効果がありません。自宅に錘のついたトレーニングマシンはスペースもとり多くの人にとっては現実的ではないと思います。自らの体を錘とした運動が椅子と食卓を利用する足腰運動なのです。椅子に腰掛けたり座ったりする半スクワットと踵上げで下肢前面の筋肉とふくらはぎの筋肉のトレーニングができます。これらの筋肉は速歩の時使用される筋肉です。この運動を毎食後行うことで筋力の増強や保持が可能となります。このトレーニングを習慣化することでより効果を高めることが出来ます。足腰運動表は回数を書き入れ習慣化を促すツールとして使います。毎食後先ず5回から始めて少しずつ回数を増やし30回にすれば1日に90回することになるので効果が期待できます。この表はホームページの「ご挨拶」からダウンロード出来ます。下肢筋力の強化で健康寿命は延びます。それは転倒のリスクを下げるからです。更に下げる方法はウオーキングストックの使用です。

投稿者:KUSUat 21:46| 日記