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2023年02月15日

パーキンソン病


パーキンソン病 愛知医科大学病院 パーキンソン病総合治療センター 斎木英資教授 パーキンソン病の症状はこれまで運動症状(振え、固縮、動作緩慢、歩きづらさ)を中心に取り上げられてきました。実際のパーキンソン病は全身の病気であり自律神経症状(便秘、頻尿等)精神症状(うつ、不安、積極性の低下)その他(脱力感、疲労感、痺れ感)などを伴います。運動症状が出現する前、前駆期は20年以上のこともあります。前駆期ではふらつき、便秘、嗅覚障害、レム睡眠行動障害(RBD)が出現してきます。 運動症状出現から進行期に至る間の早期では頻尿や立ちくらみがでてきます。やがてすくみ現象も出るようになり進行期へと入っていきます。 認知機能低下も伴ってきます。前駆期は非運動性症状で捉えにくい期間です。特に排泄に関連する事象は訴えとして出てこないことも多く、こちらから問いかけるようなことも必要です。90%が65歳以上の発病です。それ以前の発病は若年性パーキンソン病といわれ遺伝性の可能性があります。

投稿者:KUSUat 00:07| 日記