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2013年11月30日

メンタル・トラブル就労

 中島美嘉のLIFEに触れ、私もカミング・アウトしたので記述したい。自分自身が「メンタル・トラブル」を抱えている。無責任な評論家感覚で「メンタル・トラブル」でない「健常者目線」の記事など書く気などない。というより自分にそのような目線で記事など書くこと自体ができない。通常の就労者で現在バリバリ働いている方もいつ、そのような「メンタル・トラブル」になってしまい、働くことが難しくなるかもしれないという事に同調される方だけ本記事を読んでいただければ結構で、冷やかしなどご無用である。

 なぜ健常者が「メンタル・トラブル」になるのかは、本人にも良くわからない。原因は人によって様々だ。ただハッキリ言えるのは「就労者」に限定した場合、全てとは言わないが大部分が会社側に原因があると思っている。少し不真面目な社員は「メンタル・トラブル」になりにくいのソレである。

 大半はまじめが故に「メンタル・トラブル」への道をたどるような気がしている。確かに不真面目そうな社員にも存在価値はあり、突飛な発想でヒット商品や斬新なサービスを生み出すこともあるのは確かである。重要な点はその「突飛」とも思える製品などをバックアップし軌道に載せ・アフターサポートを行う。

 少々語弊があるかもしれないが「まじめな社員」の存在が会社にとってそれ以上に重要なのだ。その点で会社つまり組織が変に誤解して「不真面目」っぽい社員を必要以上に持ち上げると、ひたすらまじめに作業を行っている社員の中には単に「面白くない」で済めばいいが、その次元を通り越し、「自己否定」のような状態にまで陥ってしまうこともあるのではないだろうか。そのような小さな歪も要素の一因ではないだろうか。

 私は人員不足の組織体制もあり、突飛な発想→軌道に載せる正確な書類→価格設定→販促物の作成→販売イベント対応→販売未到達で社からクレーム→客からもクレームなどほぼ一人でおこなってきたに等しかった。それゆえ「メンタル・トラブル」になったのだろうと現在のやや安定下で自己分析している。10年以上この状況でパンクしない方が不思議なくらいだ。クレーム対応などは「自己否定」の一歩手前で当時はかなり辛い状態だった。ただ自身が仕事を面白いと感じ好きでやっており、会社や上司への愚痴を吐いたという記憶があまりない。結局自覚症状などなく没したようで、5年程は仕事どころでなく茫然自失だったのは言うまでもない。

 現在も様々な成功企業にはそれくらい全く関係ない。いつ睡眠をとっているのですか?といわんばかりのハードワークを行い大成功している企業家達も山のようにいる。そんな真似をしなさいという気はもうとうなく、その経営者の下で働く人事担当者の動きが、把握不足なのか発想が貧弱なのか、お粗末なのではと感じている。もう少々人事のプロであると自覚する必要があると思う。「メンタル・トラブル」になってしまった作業者を切り捨てるのは簡単だが、一歩勇気をもって経営者に提言し、古い適材適所とは違う斬新な人員・作業量の配分があってしかりだ。

 ひずみを放置、力技でほぼ同等能力を持つ健常者を何人補充しても、引き継ぎなど他の社員にストレスが溜まる。その社員が更にメンタル・トラブルになれば意味がない。結局メンタル・トラブル排出の連鎖が止まらない上、人事担当本人が能力不足でメンタル・トラブルになる危険性さえある。どんな作業者も「もろく・メンタル・トラブルを負う危険がある」学術書・セミナーで何回勉強しても自社組織にマッチした展開がないと全く意味が無い。複雑でない単純な解決法もあるとの認識も持ち、柔軟な対処も心掛けてほしい。

 逆に「メンタル・トラブル目線」から言えるなら、その位の柔軟さの無い「健常者」はもうメンタル・トラブルに足を踏み込んでいるのでは?と勘ぐってしまう。「健常者」であっても油断することなく、そう肝に銘じて頂きたいものだ。

 よかれというアイデアは記述する気もあるが冷やかしでないチャリティ精神が伺えればである。私は現在いたって冷静ではある。超ハイテク人間だが代々信じる御住職から「無心」というありがたい言葉を頂いて平静を保っている。ただまぎれもないメンタル・トラブル。難しい問題だが様々な専門家にアプローチしてもらい教えをこうしかないとも感じている。

The end!

投稿者:Lighting-TOat 19:33| その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

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