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2013年11月30日

ピーナッツ・スヌーピー

 これもメンタル・トラブル絡みで再アップ。「ピーナッツ」とは言わずと知れた世界一有名な犬「スヌーピー」を中心とするアメリカのキャラクター漫画である。60年の歴史・愛読者4億人超。基本的にはアメリカの新聞ワシントン・ポストの4コマ漫画でスタートした「チャールズ・モンロー・シュルツ」氏原作のアメリカを代表するアニメである。

 スヌーピーは全世界で愛され、ご存じのとおりUSJでもアトラクション。本場アメリカではカリフォルニアの「ナッツ・ベリー・ファーム」にて「キャンプ・スヌーピー」があるほど有名。アポロ10号:月着陸船の愛称も「スヌーピー」だ。
 
 ただ、この「ピーナッツ:スヌーピー」の漫画は世界的にも精神療法に役立てようという動きがある。自身もメンタル・トラブルになり、子供の好きな「ピーナッツ」DVDをプレゼントする際、何気にこの漫画を見つつ奥深さを感じた。チャーリーブラウン・ルーシー・ライナス・シュローダー・サリーなど個性的な登場人物に対する、スヌーピーの何気ない「クール」すぎるとも取れる対応やしぐさは、改めて相当のインパクトがあった。もやもや感や落ち込み感をあっさりとクリアにする。基本的には病んだ大人のための漫画だと思った。

 実際にアメリカでは、メンタル・トラブルの患者に精神療法として「ピーナツ」の漫画を見せる治療もメジャーと聞く。確かに下手な治療よりは効くような気もする。チャーリーブラウンに代表される登場人物達が混沌として深刻になっていても、スヌーピーは笑い声など発するが、何も語らず常に客観的にユーモアとクールな目線で彼らを見ている。現在の私にとってはメンタル・ドクターとオーバーラップしてさえ見える。

 スヌーピーのかわいさの奥底にはメンタル・トラブルの患者に対して、いいしれないほどの不安感を払拭させ、クールな目線を持たせ、少しでも正常な精神状態へと方向づけてくれるのではと真剣に考えさせられる。多分この目線は単なるキャラクター愛好家とは全く異なる感じ方であろう。

 自分が健常者であった時は「ピーナツ・スヌーピー」の存在は全くといっていいほど気にもしなかった。目先のキャラクターグッズのライセンス料とも思える金額の高さなどにしか目がいかなかった。ただ自分がメンタル・トラブルになり「ピーナッツ」のアニメを改めて見たとき、スヌーピーの態度がふてぶてしくも自分に対して何か語りかけているそんな気がすした。「Let's so Cool !」→「気楽にかっこよく行こうぜ」。

 このような捉え方はメンタル・トラブルの病状や個人で様々な事は百も承知である。決して強制するつもりもない。ただメンタル・トラブルの人間が健常者と同等に「ドラゴンボール」で発奮させてリフレッシュしようとするより違う目線で「ピーナッツ」を見てみるのと得るものは少しなりとも違うのではと痛切に感じている。誤解しないで頂きたい。私は「ドラゴンボール」はもとより「あられちゃん」世代ですぞ。鳥山明大先生の大ファンです。つまりTPOが大事だってことだけで押しつけなど一切なしです(笑)

The end!

投稿者:Lighting-TOat 20:49| その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

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