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2014年02月14日

Peer to Peer!

  少し前おこったなりすましバイルスが闘争中だ。現在のインターネットやスマートフォン通信を含めると、完全な「サーバー・クライアント方式」をとっている。フェイスブック、ツイッター、ネットオークションなど全てインターネット・プロトコル下におかれ、更に登録したサーバー上に個人データやコンテンツが蓄積されているのが現在のネット環境である。

  プロバイダ各社や通信会社はセキュリティが万全であると常々言っているが、過去に度々サーバーアタックされ、情報流出(社員のモラル低下含め)やホームページ改ざんなど、ネットユーザーは諦めと無関心を装いつつIT機器を利用している。

  不正アクセス発生時、海外のサーバーを・・・などと、特定が難しいとよく報道されるが、正常なパケット(情報)も常時回線の空いている世界中のサーバーを駆け巡っている。バイルスだろうと通常利用だろうと何ら変わらない。

  根本的に、個々の情報端末の記憶容量や処理性能が向上した今、商用プロバイダやレンタル/オフィスにサーバーを構築して個人情報がさらされる様なリスクを負うより、サーバーレスの「ピア・トゥ・ピア」インターネット接続の方にメリットがある。

  ほぼ閉じたネット環境を維持しつつインターネット接続が可能だ。バックアップはそれぞれの情報端末の持つデータをランダム&フラッシュしつつ更新する。一台のPCがこれまでのサーバーのようにデータ集中がないよう各ノード(情報端末)に分散させる方法だ。一台が仮に不正アクセスされても断片的なデータしか入手できない。

  サーバーが無いのだから、これまでの様に集中的にハッキングされ情報をごっそり改ざん、漏えいされることがない。オフィスなどPC・タブレット・スマートフォンもやはり「ピア・トゥ・ピア」ネット接続に移行することが望まれる。

  悪意を持ったハッカーも1台1台潰しながらというのは骨が折れるだろう。やっとPC(ノード)の一つに到達しても自身にとって無意味な断片情報しかないノードであれば何もならない上、他の「ピア・トゥ・ピア」接続のスマホなどからアタックを受けているとアラートを発生させネットのシャットダウンとインターセプトにより追跡も可能かもしれない。

 前から「ピア・トゥ・ピア」P2P構想はあったが、クライアントとなる情報端末のスペック:仕様が貧弱で実現が困難な側面もあった。これだけ「サイバーテロ」や「不正アクセス」などが問題になると「オープン」より「ニアリー・クローズ」である「ピア・トゥ・ピア」インターネット接続の一般化も早いかもしれない。

The End!

投稿者:Lighting-TOat 15:12| その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

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