|1/1ページ

2012年4月16日

2011年のベスト

2011年のベストミステリということで、2011年に読んだミステリ・コミック、見た映画・ドラマ、やったゲームなどそれぞれのメンバーのおすすめ作品をあげて話しました。
2012年1月21日第42回例会で、参加者は15人でした。
それぞれコメントもあったのですが、タイトルだけ羅列します。

『鍵のかかった部屋』 貴志祐介

「幽霊妻」 大阪圭吉

『狐火の家』 貴志祐介

『長い廊下のある家』 有栖川有栖

「邪馬台国はどこですか」 鯨統一郎

『ゴーグル男の怪』 (ドラマ)島田荘司

『絹靴下殺人事件』 アントニーバークリー

『貴族探偵』 麻耶雄嵩

『谷崎潤一郎犯罪小説集』

『モーツアルトの子守唄』 鮎川哲也 

『空飛ぶ馬』 北村薫

『ビブリア古書堂の事件手帖ー栞子さんと奇妙な客人たち』 三上延

『春期限定いちごタルト事件』 米澤穂信

『少女たちの羅針盤』 水生大海

『ビブリア古書堂の事件手帖2栞子さんと謎めく日常』 三上延 

『ぼくのメジャースプーン』 辻村深月

『世界は密室でできている。』 舞城王太郎

『エンドレス・ガーデン』 片理誠

『ウエディングドレス』 黒田研二

『黒い仏』 殊能将之

『フリッカー式』 佐藤友哉

『密閉教室』 法月綸太郎

『この闇と光』 服部まゆみ

『貴族探偵』 麻耶雄嵩 

処刑人??(DVD)

幻夜(DVD)

『インザプール』&『ララピボ』

ミタさん(ドラマ)

インセプション(DVD)

谷崎精二のポオ小説全集

創元文庫のカーもの5点(死時計、緑のカプセル、殺人者と恐喝者、幽霊屋敷、帽子蒐集狂)の読み返し、乱歩作品拾い読み(魔術師、吸血鬼、初期作品数点)

森英俊訳の『これが密室だ』(新樹社・1997年)

『更年期少女』『孤虫症』 真梨幸子

『ふたり狂い』 真梨幸子

『ルームメイト』 今邑彩

『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉

『二流小説家』 デイヴィッド・ゴードン

『卵をめぐる祖父の戦争』デイヴィッド・ベニオフ

『毒入りチョコレート事件』 アントニイ・バークリー

『小説作法』 スティーヴン・キング

『乱れからくり』 泡坂妻夫

『三狂人』 大阪圭吉

『本棚探偵の生還』 喜国雅彦

『贖罪』 湊かなえ

『少女たちの羅針盤』 水生大海

『鞄図書館』 芳崎せいむ

『ユリゴコロ』

『痺れる』

『彼女がその名をしらない鳥たち』

『9月が永遠に続けば』

野崎まど『(映)アムリタ』

湊かなえさんの『花の鎖』

「相棒9」「新9係」「ハンチョウ」「科捜研の女」「美しい隣人」「ジウ」「家政婦のミタ」

「砂の器」映画「アンフェア」「八日目の蝉」「探偵はBARにいる」「ステキな金縛り」「SP」2作

ゲームの「トレジャーリポート」

アニメ版の「カイジ」 

池井戸潤 『空飛ぶタイヤ』

池井戸潤 『下町ロケット』…WOWOWドラマ版

西尾維新 『化物語』

奥田英郎 『ララピポ』

今野敏  『果断 隠蔽捜査2』

有川浩  『クジラの彼』

東野圭吾 『夜明けの街で』

桜庭一樹 『私の男』

司馬遼太郎『燃えよ剣』

京極夏彦 『ルーガルー』

アニメ  「涼宮ハルヒの憂鬱」

奈須きのこ『空の境界』

吉田修一 『悪人』

北側歩美 『金のゆりかご』

有栖川有栖の『山伏地蔵坊の放浪』

『ビブリア古書店の事件貼』 三上延

『ビブリア古書店の事件貼2』 三上延

『写楽閉じた国の幻』 島田荘司

『ゴーグル男の怪』 島田荘司

『青年のための読書クラブ』 桜庭一樹

『完全恋愛』 牧薩次

『葉隠三百年の陰謀』 井沢元彦

『ドS刑事』 七尾与史

『卵をめぐる祖父の戦争』 デイヴィッド・ベニオフ

『二流小説』 デイヴィッド・ゴードン

映像作品は「少女たちの羅針盤」と、「少女には向かない職業」

PD・ジェイムズの『女には向かない職業』 

『民宿雪国』 (樋口毅宏 祥伝社)

『ユリゴコロ』(沼田まほかる 双葉社)

『七つの海を照らす星』(七河迦南東京創元社)

『刑事コロンボ 完全捜査記録』(宝島社文庫)

映画「恋の罪」(監督/園子温)

映画「悪魔を見た」( 監督/キム・ジウン)

映画「アウトレイジ」(監督/北野武)

映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」(監督/バンクシー)

映画「今度は愛妻家」(監督/行定勲)

ドラマ「相棒」

飛鳥部勝則『堕天使拷問刑』

古野まほろ『天帝のあまかける墓姫』

歌野晶午『密室殺人ゲーム マニアックス』

ジョンスラデック『見えないグリーン』

ジェフリーディーヴァー『ウォッチメイカー』

東野圭吾『容疑者Xの献身』

東川篤哉『放課後はミステリーとともに』

道尾秀介『向日葵の咲かない夏』

七河迦南『アルバトロスは羽ばたかない』

依井貴裕『夜想曲』

小野不由美先生の「ゴーストハント」

『折れた竜骨』 米澤穂信

『ユリゴコロ』 沼田まほかる

『名探偵に薔薇を』 城平京

『雪が降る』(藤原伊織)

『連続殺人鬼カエル男』(中山七里)

『さよならドビュッシー』(中山七里)

 『ゲームの名は誘拐』(東野圭吾)

『セカンド・ラブ』(乾くるみ)

戸板康二の中村雅楽シリーズ。

都筑道夫『雪崩連太郎全集』

渡辺温 「父を失ふ話」、「可哀相な姉」。

夢野久作「いなか、の、じけん」。

ヘレン・マクロイ 『割れたひづめ』『歌うダイアモンド』 

『アルバトロスは羽ばたかない』(七河迦南)

『丸太町ルヴォワール』(円居挽)

『マスカレードホテル』(東野圭吾)

『開かせていただき光栄です』(皆川博子)

『二流小説家』(デイヴィッド・ゴードン)

『スイス時計の謎』(有栖川有栖)

『放課後探偵団』

『結末のない事件』(レオ・ブルース)

『フライアーズ・パードン館の謎』(フィリップ・マクドナルド)

『太陽黒点』(山田風太郎)

『ゼロの焦点』(松本清張)


投稿者:keita2at 06:14 | その他 | コメント(0) | トラックバック(413)

2012年4月13日

能登ミステリツアー

石川県のミステリファンとしては、松本清張の『ゼロの焦点』の舞台となった「ヤセの断崖」を見なければならないだろう、ということで、能登ミステリーツアーを企画しました。それに穴水での牡蠣フルコースをセットにしました。

11月19日第40回例会として開催し、参加者は4名でした。

能登ミステリツアーは、2年前の構想では「コスモアイル羽咋」と押水の「モーゼの墓」を加えていたのですが、「コスモアイル羽咋」は入館料のわりには…、「モーゼの墓」はたどり着くまでがたいへん、というご意見をいただき、外してしまいました。
さて車で金沢を9時に出発すると、下道を通って一路「ヤセの断崖」に向かいました。あいにく雨が降っていましたが、道中の紅葉はとてもきれいでした。
11時過ぎには「ヤセの断崖」の駐車場に着き、地震後整備されたと思われる通路を歩いていくとヤセの断崖に着きました。柵があって、最初左手向こう側に見える崖が「ヤセの断崖」かと思いました。実際アベックが向こう側の崖をバックに写真撮影をしていました。やがてNさんが到着すると、柵より先が「ヤセの断崖」らしいとわかりました。
柵の向こうに行かないのが鑑賞マナーであるとの看板があり、残念ながら行けないと思いましたが、女性お二人はチャレンジャーで、(以下省略)。看板に書かれたことは守りました、(と報告には書いておこう)。記念撮影をしましたが、実はもっと笑える写真が(自粛)。
辻口シェフのケーキよりおいしいとNさんが友人から聞いたケーキ店「シュクレ・ブラージュ」に行きました。
ケーキ店「シュクレ・ブラージュ」は、かわいらしいケーキが多く、お客さんが次々と来ていました。
Nさんとお別れすると、Dさん車先導の元、穴水の「もりそば」に向かいました。途中工事のため道路を完全に封鎖していて「もりそば」にたどり着けないかと思いましたが、迂回路があり、13時10分頃には到着しました。
座敷で牡蠣を焼ける炭火のいろり?があり、各自ザルみたいな入れ物に盛られた牡蠣を焼きました。牡蠣は焼けると口を開け、手袋をしてナイフでさらにこじ開けて食べますが、熱い汁が手袋を通して手について熱かったです。問題は、焼けていても開かない牡蠣もあり、無理矢理こじ開けるとすでに焦げていることがありました。牡蠣は焼きたてで、おいしかったです。まほかるとドラマの話が交わされている中、あっという間に男性陣の牡蠣はなくなっていました。能登ワインはなかったのですが、日本酒はありました。焼き牡蠣の他には、もずく、牡蠣めし、そば、たくあんが出ました。満腹でした。
来年は香箱蟹ツアーとか、氷見とれたて魚ツアーとかがいいという話が出ました。そうなるともはやミステリ倶楽部ではなく、グルメ倶楽部ですが…。日帰りでは酒が飲めないので、合宿という話もあり、富山の船でしか渡れない宿に合宿したらいいという話が出ました。ミステリ倶楽部が船でしか渡れない宿で合宿したら必ず事件が起こるはずです。
ご参加いただきました皆さん、有難うございました。
なお、帰宅して「シュクレ・ブラージュ」のモンブランとロールケーキを食べましたが、クリームがとろける、とろける、おいしかったです。金沢のおすすめのケーキ店番外に載せたいく
らいでした。


投稿者:keita2at 23:05 | その他 | コメント(0)

2012年4月9日

緑のカプセルの謎

不可能犯罪の巨匠ディクスン・カーの『緑のカプセルの謎』を読みました。不可能犯罪というより、心理トリックを扱った探偵小説です。
2011年10月15日、第39回例会で合評し、参加者は8名でした。

◆合評「緑のカプセルの謎」(ディクスン・カー)(文責H)
今回は、1930年代のカー作品を選択して、皆さんに読んでいただくことにしましたが、読後の感想はいろいろ伺うことができて、担当者としてもうれしかったです。
さて、読み合わせの対象は、ディクスン・カーの「緑のカプセルの謎」です。
みなさんカーの長編を読む機会は少ないという事で、それぞれの理由を挙げていらっしゃいました。まずは、「長いし、事件が一つなので、チョウめんどい」というご意見や、「外人の名前ばかりが出てくるので、すじが分からなくなっちゃうんじゃないかな」というご意見。このあたりが今風でないところで、昨今のミステリー界の共通の「翻訳ものは受けない」世評を映し出していると思われました。
しかし、今回の皆さんからは、外人の名前系のマイナス意見は、「初めはそうだったけど・・・」という但し書き付きでした。登場人物が多くないことや、話の筋が素直な流れで、あちらこちら飛んだり戻ったりという流れになっていなかったので読みやすかった、というご意見に集約されましたので、担当者としては一安心といったところでした。
作品についての感想は、「時代を感じることはなく、よくまとまっている」や、「謎が提示されて、それを解いていく形になっている」といった、カー作品をお褒めいただくコメントが多かったので、これまた安堵するところでした。
また、本作は、カーの代名詞でもある「密室殺人」ではなく、
どちらかといえば地味な仕上がりの「心理トリック」ものでしたので、そのあたりが皆さんにどう受け止められるか、というところが気になっていましたが、おおむねそういう点のご指摘はなく、これまた無事通過という感じ。安どのため息が続きます。
会合は、ディクスン・カーのその他の作品を読んだ人の意見を募るところになり、皆さんからいろいろなご意見が出てきました。
「カーは、いろいろな知識を埋め込んでいくので、長編は長い感じを受ける。だから短編の方が好きだな〜。」
「この本にも出てくるけれど、途中で知識の披露(密室の講義だったり、ここでは毒殺の講義だったり)があるので、カーという人は知識が深いんだね。」
「クイーンは、謎ときに集中していくけれど、カーは、もっと読み物的な文章も加えてるよね。」
「作中の人物では、ハウスキーパー的な存在の人たちに対しては、やけにあっさりとしか触れていない。もう少し描写があってもいいんじゃないの。」
などなど。皆さん幅の広い視点からのご指摘です。特に最後に挙げましたコメントは、若い年齢のメンバーからで、やはり時代の違いがあるのでは、という感慨を受けた次第です。よく、黄金時代ミステリー(クィーンやクリスティの活躍していたころを、こういう表現でまとめることが多くあるので)は、今の作品から比べると、確かに職業的な身分蔑視の傾向があるようで、おおむね「家の家政婦や調理人、ホテルの従業員などは目に触れない存在」というひとまとめの対象にしていることが多いようです。よって、有名なミステリー定義の中にも表れる、「女中たちは犯人になりえない」といった定義内容の必然になっていたのでしょう。ハウスキーパーなどの雇い人の意見など、警察も探偵も気にもしないんだ、といった具合ですね。こういう懐かしい知識の披露も、30年代作品を読んでいく場合なればこそ、と思った次第です。今ではテレビドラマでも「家政婦は見た」という視点が作品テーマになっている時代ですからね。

投稿者:keita2at 18:01 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年4月8日

三本指の男

以前ATGの「本陣殺人事件」を見ましたが、
それ以前の片岡千恵蔵が背広姿の金田一耕助を演じた「三本指の男」を見ました。

9月17日金沢ミステリ倶楽部第38回例会を開催し、参加者は10名でした。

●途中寝てしまった。○○を忘れていた。
●中尾彬の「本陣殺人事件」を前回観なかったが、何十年前かに深夜番組で観た。古文書の文章の続きがどうしてわかったのか不思議。原節子、きれいだった。寝ているのに眼鏡をしていた。杉村春子は若いのか年寄りなのかわからなかった。後半いらないかも。
●『本陣殺人事件』を読んだが、名前と顔が一致しなかっ
た。○○にビックリした。ラストあっけにとられているうちに終
ってしまった。
●○○○が変装してたのにビックリした。廊下での飛ばしあいに笑った。原節子すごいと思った。あまりおどろおどろしく
なかった。
●○○○、こんなのもありかと思った。二人死んでいるのにみんなあっさりしている。おばさんだけががっかりしていた。
●中尾彬の現代版には違和感を覚えたが、より横溝正史らしい感じがした。着物ではないけど、片岡千恵蔵の金田一はより金田一らしい気がした。賢蔵の内面が描かれていて、自殺の推理が理解できた。○○○○にあら、と思った。
●雪降ってないくらいで「本陣」らしいと思った。コトジとか証拠を素手で掴むんじゃないと思った。眼鏡の人の髪型がどうなっているのか不思議だった。犯人が何をしたかったのかわからない。○○○○○。廊下で投げるシーンが面白かった。○○○の変装にビックリした。
●片岡千恵蔵が6本も金田一の映画を作っているのを知らなかった。途中で寝てしまったが、クライマックスは目が覚めた。横溝風が出ていた。昔の映画は大スター中心でカメラを回すので、片岡、原のアップが多かった。現場の家がセットでもしっかり作ってあった。懐かしい雰囲気だった。宮口精二が相変わらず渋かった。
●前回は中尾彬のジージャンで、今回は片岡のスーツでビックリした。最後廊下のシーンが笑いそうだったが、他の人は笑ってなかったのでこらえるのがたいへんだった。巴投げがすごかった。警察官が弱すぎ。原作が記憶から消えてしまった。
●○○○が変装しているとは思わずビックリした。凶器を運ぶシーンが忠実に再現されていて良かったが、金田一がこれは自殺ではないと断定したのがよくわからなかった。
● ○○○。(結末について示唆にとむご意見)
ちなみに好きな金田一耕助の俳優を聞いたところ、石坂浩二7
票、古谷一行1票でした。石坂浩二も古谷一行も観たことないメンバーが数人いて、「若いねぇ」との声が

投稿者:keita2at 18:14 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

|1/1ページ

▲このページのトップへ