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2010年04月23日

母親が行方不明に

パリへ観光旅行に行った母娘に起こった悲劇
(娘がパリ市内を見物している間に
ホテルにいるはずの母親が行方不明になってしまう‥
母娘が一緒にいたところを目撃したはずのホテル従業員、タクシー運転手などなど
全ての人物が母親の存在すら知らないという)
カラー巻頭劇画「消えた母の秘密」 『名探偵トリック作戦』(藤原宰太郎、学習研究社、1972)を
2009年6月20日第13回例会報告で合評しました。
参加者は7名でした。

このストーリーに関してはディクスン・カーの『B13号船室』の最初に記述があります。
それが何からきたのかというので
北村薫さんの『ミステリ十二か月』、『北村薫のミステリー館』に記述があり、
コオリン・マーキーの『空室』、
ベイジル・トムソンの『フレイザー夫人の消失』の名前があがっています。

いつものごとく自己紹介もありました。
「日本の作家は泡坂妻夫、外国の作家はディクスン・カーが好き。最も好きなミステリは『乱れからくり』」
「好きな作家は伊坂幸太郎、森博嗣。『殺戮にいたる病』が大好き」
「湊かなえが好き。ホームズ、クリスティ、綾辻さんと進んできました」
「ディクスン・カーが好き。最近読んだ『ミレニアム』がオススメ。乱歩の『陰獣』の挿し絵を見て喜んでいます」
「エラリー・クイーン、麻耶雄嵩が好き」
「去年はグラディス・ミッチェルが好きでした。どちらかというと古典が好き。日本の作家では大倉崇裕が好き。『地下室の殺人』が面白かった。乱歩、クリスティと進んできました」
「一番好きと言えばクリスティ」
「好きなミステリ作家は江戸川乱歩、島田荘司、栗本薫、クリスティ、E・D・ホック」

そして最近のオススメは
「『ミレニアム』女の子が強烈。どうなるのか先が気になる。湊かなえの『贖罪』も先が気になる。すでに湊スタイルというジャンルを確立している」
「『地下室の殺人』。新婚さんが地下室に宝物が埋まっているかと見たら死体だったというお話。ちょうど新しい家にかわったので、でも地下室はありません」
「『人魚とミノタウロス』が氷川透らしい論理的な話。Sound HorizonというグループのCDが気に入っている。歌詞がお話になっている」
「『ミレニアム』です。絵にヒントがある小説が出てきている」
(注 その場でタイトルは思い出せませんでしたが、講談社ノベルスから出ている蘇部健一の『動かぬ証拠』『木乃伊男』には、イラストに伏線があります。しかも『木乃伊男』は里中満智子のイラストです。)
「『オーデュポン』がなかなか読めない。GSの『逆転検事』、クリアしたけど、ロジックモードもあり、良かった。ドラマは「ザ・クイズショー」」
「年50冊を目標にしている。ブログに原稿の進捗状況もあるので見て下さい」
「ザ・クイズショーです。記憶障害の桜井君がクイズショーのMCで、解答者にクイズを出すことによって隠された過去を暴いていく。段々と桜井君が記憶を取り戻していくが、そこで浮かび上がってくる恋人の死の真相は、ディレクターの目的とは…」
「最近のお勧め…すいません 最近は読んでいません
再読するのが好きなので、いまは世界最長の『人狼城の恐怖』二階堂麗人を読んでいます
あ、近い未来の例会に備えて、『斜め屋敷の犯罪』も読みました」

という感じで例会は終りました。

投稿者:keita2at 21:53| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

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