悪魔人形
12名の参加でした。
◆近況報告
・汀こるもの「リッターあたりの」(U酷評)を読んだら面白かった。(「若者向け」という声が)。佐藤友哉の「フリッカー式」ミステリじゃないけど面白かった。映画『アフタースクール』がだまされた。ミステリーズ新人賞、応募したがダメだった。Pamera(キーボード入力の端末)を購入した。
・ドラマ化があったので、加賀恭一郎シリーズを『悪意』まで読んだ。『どちらかが彼女を殺した』が袋とじで自分の考えをまとめてからと思ってまだ開けていない。清張の本も一冊読んだけれど、タイトルは忘れた。
・『告白』を読んだ。救われない話だと思った。森鴎外の「モルグ街」の訳を読んだら面白かった。
・最近読んだ本は「写本室の迷宮」(後藤均)。作品の中に別の作品が入っている構成で斬新だが、密室もので、密室トリックの説明が、解決も含め詳しくされておらず全体的に難解な印象。乱歩については、土曜日の夜に「陰獣」がWOWWOW放送されるので次回観て感想を報告する予定。岸田るり子の『密室のレクイエム』は面白くなった。ドラマの『新参者』『臨場』が終ってしまった。
・ミステリではないけど、村上春樹の『神の子どもたちはみな踊る』を読んだ。「かえるくん」の話がなるほどと思った(?)
・映画『告白』『四匹の蠅』を見た。『四匹の』はアルジェントだったが、ホラーでなくてミステリだった。『キャタピラー』の上映があるので、『芋虫』を読み直した。友達が持っていた『ハンバーガー殺人事件』というのが、ブローディガンの遺作で、ネットで購入しようと思ったら、7000円もしてビックリした。
・『映アムリタ』が途中まで萌系の小説かと思ったらホラーのようになった。『カッコーの卵は誰のもの』『月の恋人』は道尾秀介だったので、ミステリかと思って読んだらラブストーリーだった。『ユージニア』『花まんま』『おさかな棺』『キマイラの新しい城』『しあわせの書』を読んだ。司馬遼太郎の『関ヶ原』に時間が取られたが、関ヶ原は血が騒ぐ。『幻影師アイゼンハイム』を見て良かった。『奇術師フーディニ』も見たが、タイトルは似ているが別物だった。『ターミネーター4』は『2』に次いで良いと思った。クリスチャン・ペールが
・何冊読んだかも覚えてない。『明日の空』読んだ。『バイバイブラックバード』は…(U略 あとでよく考えたら、とんでもないこと言ってましたよ)『1Q84 BOOK3』を読み始めた。村上春樹にしては巨乳の話とか出てきて、とっかかりにくいと思っている人にも読みやすいです。
・『夜行観覧車』読んだ。ゲーム「ゴーストトリック」が「トリック」が「取り憑く」ということで、死んだ人が物にとりついて死んだ運命を変える話です。ドラマは『科捜研の女』『うぬぼれ刑事』『ハンチョウ』見ている。オダジョーの新作が楽しみ。コールドケース、CSI等見ないと。
・『アフタースクール』を夫と見ていて「おおっ」と。『ガス人間第一号』の劇場版の録画を見たら最後ちょっと意外だった。ドラマ『ジョーカー』『天使の分け前』見ている。貴志祐介の『狐火の家』を読んだら面白かった。夫のおすすめの『硝子のハンマー』も読もうかなと。桜庭一樹の『読書日記』3冊読んだら、好きそうな本を紹介していてよかった。国書刊行会の「短編小説の快楽」シリーズのキャロル・エムシュウィラーの『すべての終わりの始まり』がエイリアンとか出てきて面白かった。大倉さんとかの落語ミステリが好きだが、愛川晶の『道具屋殺人事件』が面白かった。不可能犯罪が当たり前に起こる街『蝦蟇倉市事件2』を読んだ。桜坂洋の作品が一回読んだら大したことないと思ったが、もう一回読んだらなるほどと思った。シオドア・スタージョンの『海を失った男』を読んでいる。「ミュージック」という短編が短いので、合評したらいいかも。
・『8の殺人』『カッコーの卵は誰のもの』を読んだ。乃南アサの『ピリオド』が面白かった。ドラマ「ジョーカー」見ている。友達にミステリ倶楽部に入っていると言うと、『どちらかが彼女を殺した』の犯人を聞いてこいと言われた。袋とじもヒント程度であまりはっきり書かれていない。
・『バイバイブラックバード』のサイン本を見せびらかす。発売日に仙台の書店に伊坂のサイン本は平積みになるそうだ。『明日の空』読んだ。『イニシエーションラブ』っぽい。(それより後味はよいbyNさん)ちなみにツイッターによると『イニシエーションラブ』は三部作で、麻耶の『隻眼の少女』と一緒に第二作目が出るそうだ。麻耶の『貴族探偵』が探偵らしいの貴族探偵が全く推理しないで、執事とかメイドに推理させるのが笑える。特に図入りの話が論理的で好きだった。
◆合評会スペシャル『悪魔人形』
今回は東京創元社相談役の戸川氏からお借りしたCDドラマ『悪魔人形』を聴きました。
速水奨、山口勝平、千葉繁、こおろぎさとみ、冬馬由美、冨永みーな、納谷悟朗等豪華声優陣によるものでした。
71分もあって長かったですが、皆さん聴き入っていました。一言感想です。
・いろんなことがほとんど放置されている。乱歩らしい。
・『悪魔人形』の別バージョンを聞いたことがある。もっとアダルティだった。二十面相がもっと紳士的だと思っていたのに。
・二十面相は後半、雑になる。変装もカニの宇宙人だったり、空飛ぶ宇宙人だったり、何をしたいのか分からない時がある。泥棒をしたいのか、少年探偵団をいじめたいのかわからない。『悪魔人形』は乱歩らしい作品。ミステリアスで大人が読んでも面白い。
・小学校の時ポプラ社の少年探偵団を読んだ。昭和50年代のラジオドラマで唐十郎とかが出ていたが、良かった。悪魔人形は人を人形にするが、黒蜥蜴では人を剥製にしている。
・結論がよくわからなかった。結局人形にされた人たちは仮死状態にされたの、とか。
・子どもの頃にポプラ社の少年探偵団を借りるが、表紙が怖くて読まなかった。語り手の声が良かった。
・小学生の時ほとんど読んだ。今聞くと小林少年が殺されるはずないと思ってハラハラはしなかったが、雰囲気は楽しめた。大人向けの乱歩作品とはかけ離れている。
・声が「今ウソップになった」とか気になった。昔の犯罪は殺伐としていない。コスプレを楽しんでいるようだ。明智先生が虎にまでなって。
・江戸川乱歩という名前がおかしくて、読まなかった。聞いていて面白かった。豪華声優陣だった。
・学生時代に講談社の全集読んで好きになった。子ども向けでも自分の好きなものが出る。「さわる」とか「ムッチリした女性」とか。暗闇で迫るのは『孤島の鬼』だな、とか。きらびやかだけどチープだ。
・乱歩知らなかった。明智の声が、『名探偵コナン』の明智警部では(そうですbyK)。私も人形になりたいと思った。老後の心配をしなくてもよいから。
・小林少年が女装するというと明智探偵が喜々としてすすめるのがちょっと危ない関係かと思った。
各自の一言感想の後も「小林少年は観音様にもなっている」「少年探偵団は誰でもなれるのか」「ポケット小僧というのがいて必ず車のトランクに隠れろと言われる」など少年探偵団シリーズの話で盛り上がりました。
投稿者:keita2at 22:25| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(6)
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