<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2010年10月08日

糖尿病でも焼酎なら大丈夫?

小西です。

糖尿病患者さんに限らず「焼酎は体によい」という話をよく耳にします。

なぜ「焼酎」なのでしょうか?

理由は「糖質が含まれていない」からです。

なので糖質を含まない焼酎は血糖を上げないということ

それは本当なのでしょうか

確かに焼酎には「糖質」が含まれていません。

ウイスキー・ブランデーなどの「蒸留酒」にも同じことがいえます。

ですが、ここで問題なのはアルコールが含まれていることです。

アルコールは7kcal/gのエネルギーを含みます。

脂肪のエネルギーは9kcal/gなので、エネルギーの供給源として考えると

ほぼ脂肪に近い高エネルギーな飲み物です。

また、お酒を飲むためにごはんを減らして

エネルギーを調節する方もいますが

ごはんには「エネルギー」以外にも「たんぱく質」や

少量ですが「カルシウム・ビタミン」など

が含まれているのに比べて

焼酎には「エネルギー」の他は何も含まれていない

質の悪いエネルギーといえます。

したがってお酒はごはんの代わりにはなりません。

また、アルコールには脂肪酸合成を促進する働きがあり

それが脂肪肝の原因にもなり

結果として血糖値を上げことになります。

したがって糖尿病でも焼酎なら大丈夫とはいえません。

合併症予防のためにも、飲酒をされる場合は

主治医・管理栄養士にご相談下さいね。






投稿者:きじまHPat 16:47| 食育 | コメント(0) | トラックバック(0)

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.onair-blog.jp/util/tb.php?us_no=4254&bl_id=4253&et_id=179581

◆この記事へのコメント:

※必須