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2014年06月07日

頭痛の話(4)




緊張型頭痛は一般的なタイプの頭痛で生涯有病率は8割といわれ、有病率は2割程度である。以前は筋緊張性頭痛といわれ、頭蓋に付着する筋肉、前頭筋、側頭筋、咬筋、僧帽筋などが緊張し頭部を締め付ける。また筋を押すと圧痛が認められる。軽度であれば筋弛緩薬、鎮痛薬が効果するが長期にわたると効果は減弱する。この場合は塩酸アミトリプチリンなどの抗うつ薬が有用なことがある。原因ははっきりしないが、ストレスやうつ状態が増悪因子となることは確かである。薬剤だけでなく運動や生活様式の改善も重要である。

投稿者:KUSUat 20:45| 日記