FM radio & English Topic!
1/6からの金沢オフィス作業。FM石川さんのご近所。過去の勤務先東京本社の金沢営業所はそのビルの中。現在はメンタルトラブル・メインの作業所だ。ここでマイペースに仕事をさせてもらっている。大変ありがたい! このブログもここから発信する事も多い。
このブログ内でPIXARオープニングの電気スタンドにちょいれたがオスロのLUXO社の記事を書いたが、15年位前この製品の本家ノルウェー・オスロ本社からCEOとVPのお偉いさん2名が来日した。上司が成田空港へ迎えに行く予定だったが急きょ都合で行けなくなり、私が代わりに成田空港から帝国ホテルまで送り届けることになった。偉い方々なので緊張しつつ出発した。
上司は左利きで車はBMW5・左ハンドル・ドイツ仕様の直輸入。シートベルト・アラートなど全てドイツ語で何を言っているのか不明でうるさいのだ。ちょこちょこ海外で左ハンドル車をレンタルしていたので少なくともワイパーとウィンカーを間違えることはなかった。
成田で無事彼らをキャッチしたのだが、車中で唐突に「Do every Japanese understand English? : 日本の方は皆さん英語がわかるのですか?」とのクエスチョン。なぜそう感じたのか? 良く判らなかったのだが、何気についていたFMラジオ確か「東京ローカルJ-Wave」でクリス・ペプラー氏のDJだった。
確かに彼のDJぶりはほとんどEnglishでJapaneseとのMIXだ。彼らは来日が初めてだったらしく、日本人もEnglishが問題なく話せるのか否か?という話題で様々、話し緊張もほぐれた。基本的に大多数の日本人は英語が苦手だが、DJのEnglishはたぶんサウンドとしてとらえているのでは、で納得したようだった。
無事ホテルまで送り届け、食事にも誘っていただいたが車を部長に返すことが先決で彼らとは明日から工場・営業部なども交えて打ち合わせがあるので丁重にお断りした。「See you tomorrow bye!」あの車中の会話で翌日の打ち合わせなど、私に対する接し方が心地よく、「PIXARのオープニングCG」も真っ先に私に見せてくれた。後にフランクフルト郊外の工場オープンパーティ招待など貴重な経験ずくめなのだ。
私は決してEnglishがペラペラではない。1度目のTOEICは450点で、日常会話すらも怪しい程度だった。隣の国際部。Englishを何とかしようと、スタッフが不在時、誰も恐れて取る気もない国際専用電話の受話器をとって・とって取りまくった。当然ボロボロだ。日本では夜中の11時過ぎでもイタリア・ミラノなどでは十分な稼働時間なのだ。緊急時にはメール送信と一応念のため連絡もしたいのだろう。それをキャッチしているのだから生半可な事態ではないのだ。
少しは聞き取れたのだがクリスマスプレゼントに送った「ワイン」2カートンが酒税・通関的に問題ありと日本の通関から確認連絡が入っている。事業として送付したものでないと通関にサポート願うとか。香港経由で中国広東省の下請けメーカーに春節お祝いに送付した「日本産のリンゴ」検疫に引っかかてるみたい何とかしての連絡など。製品には全く関係ない内容だらけだが伝えないとやばいものばかり。
基本的にはエレクトロニクス・バカには意味不明な電話連絡ばかり。自分では対応のしようもないので、翌日、国際部長に対応してもらうしかない。つたないEnglishで現地の時間をGMT(あまちゃんじゃないよ!)から割出し折り返しTELのアポ取り。メモを残そうとするのだがミラノも広東省も名前をメモる事さえ難しかった。これぞまさしくOJTだ!
こんなわけのわからない叩き上げEnglishと度重なる海外出張やパートナーとなった世界中の照明メーカーの各種資料の解析やE-mail交換。いつの間にか屈辱的なTOEIC450点は7年後に800点へ上昇した。TOEICは990点満点だが、国際部長も当時の直属の上司「一級建築士」部長も990点満点だ。
ただサンフランシスコ出張の際に現地メーカーと上記2名。少々負い目を負いながらも私3名でミーティングに臨んだ。最新の照明設備はハイテクでICチップ搭載のシスマティックなものだ。話題の節々に「Architecture」「Design」などが頻繁に会話の中に交錯する。
私は何となくスムーズに聞いて理解したのだが、建築士の資格を持つ上司は「Architecture」「Design」が「建築物」「意匠」と頭から離れないようで、エレクトロニクス・バカの自分に耳打ちが頻繁だった。さっきまでは建築物や意匠の話。ここからはチップやシステムの「アーキテクチャー」または「デザイン」だと返した。国際部長は金銭的な話題になるまでは沈黙であった。
TPPで太平洋地域の関税撤廃や各種設備機器のハイテク化など従来のEnglishだけではなかなか従来通りにビジネスを遂行するのも難しくなっているのではないだろうか。逆に私のようなTOEIC満点でなくともチャンス到来という気もしている。
The End!
投稿者:Lighting-TOat 19:30| その他 | コメント(0) | トラックバック(0)