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2014年01月03日

NET COM!

 今年に入ってビジネスアピール。そうとうな時間差ありのネットでのレーテストコミュニケション。

 95年以前、日本ではインターネットは、ほとんど理解されず、口に出す事さえオタク的な発想を持たれた。私は細々と個人的にパソコン通信を使用しアメリカで芽生えつつあったインターネット世界をゲートウェイにて垣間見ていた。

 「光のアトリエ」の隣に開設されていた「ステージ・ライティング」会議室の存在は、現在も私の心の支えになっている。

 当時の会社での職務は住宅を除く、オフィス・ホテル・病院・複合商業施設など大規模ではあるが地味な施設照明専門だった。満を持して開設した会議室には肯定的な意見に加えて否定的な意見も盛りだくさんとなった。

 返答に苦慮していた私に対して、助け舟を出してくれた人物が、隣の「ステージ・ライティング」のボードリーダーでプロの方であった。山積する質問に対して、「その建物はいったい何年維持する建物なのか具体的年数をあげよ!」とばっさり切り捨てたのだ。

 それ以降、無責任ともとれる発言の書き込みも減少し、ほぼ回答に苦慮するような事も少なくなった。結果、自分の会議室は厳しくも温和な雰囲気が構築されたような気がした。

 確かにステージの世界「ステージ・ライティング」は一過性だが、そこに精魂を込めていて継続性よりも日々の更新が重要なのだろう。同じ照明関係者ながら感心・感謝しつつ新たな発見をした。それ以降OFF会など親交も深まり、ほぼ同年代ということもあり絡む事も多くなった。

 逆の立場で私も彼が困っていたステージ用の単純な「アルミ・パネルの光り方」だっけか?その不満を建築照明の立場からあっさり解決した事もある。助け合った回数も少なくない。現在も損得抜きのいい関係で後輩にも紹介した。

 フェイスブックより更にクローズのパソコン通信。他から見ればオタクに近い領域であった。ただOFF会を始め親密感が顕著だった様な気もする。NET上で何の損得も絡まず助けあえる人達やコミュニティができ、継続していけたら素晴らしい。「何を今更の話」ではあるが、現実的にはかなり難しい事であるのも確かだ。

 20年程度経過した現在も、自分自身にはハッキリとNET上で知り合い助け合った仲間もちろん面識もあり心の支えになっている。また支えなければならないと感じる人も含め数人はいると断言できる。惜しい方を1人亡くしている…メンタルトラブルで…

 結局NETを利用した場合でも人間そのものとの親密な関わりや助けがなければ、1人では何もできないと常に心に留めている。

The End!

投稿者:Lighting-TOat 03:50| その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

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