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2020年4月24日

クリニックでの新型コロナウイルス対策


新型コロナウイルス対策はうつされずうつさずですが具体的には隔離が最も有効です。しかし完璧な隔離はは実現不能です。そのため部分的な隔離を組み合わせて効果を高めることになります。ポイントを押さえて複数の手段を組み合わせ実行することで感染リスクを低減します。マスクの使用はウイルスの出入りする口鼻の隔離です。クリニック受付にはアクリル板の遮蔽を取り付けました。フェイスシールドを購入、使用開始しました。採血業務はプラスチックフィルムのカーテンを隔ててするようになりました。大きな変化のない患者さんでの電話による診療も行われます。 空気の清浄には2種類の空気清浄機を使っていますがフル稼働になるためプラズマクラスターの方はフィルターを交換しました。その他ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かしてつくる次亜塩素酸水のミストでウイルスの不活化を図ることにしました。ただこの方法は呼吸器系の影響の可能性、最終的に食塩ができ精密電子機器に対しての影響の可能性、次亜塩素酸による錆の可能性など未確認の事項があり風邪症状の患者さんを診る専用の部屋で使用することにしました。これまでのアルコールによる日に2回の消毒も行われています。

投稿者:KUSUat 17:17 | お知らせ

2020年4月18日

難問が重なる時は


国や自治体の新型コロナウイルス対策をみていると方向性が定まらずガッカリすることが多く日本の実力の低下を思い知らされます。 先ず何を大事にするかを決め複数の手段を使い問題を解決していくのですが上手く運んでいないようです。法律で決めたら考えることを放棄したかのように法律で縛られ身動きがつかない状態です。 完璧な法律は事態の後でなければ完成しません。事態のほうが法律の先を行くのです。普段はスピード違反など弾力的に法律を運用しているのが、極めて大事な事に遭遇するとガチガチの運用で身動きがつかなくなるのは日本人の頭の悪さとみなされるでしょう。 太平洋戦争(日本とアメリカの)当時、日本軍の戦法はその都度修正や転換のないまま繰り返されるので米軍に驚かれたようですが(当然敗けます)、想像力とリアリズムの欠如は身を亡ぼすことになりかねません。 修正を重ねることは正しい方法であると考えることが重要です。特に事態が急速に動いている時はそれを義務と考えるのが良いでしょう。

投稿者:KUSUat 23:46 | 日記

2020年4月9日

専門医の更新


新しい専門医制度が始まり脳神経外科学会では移行期間にあったが私の専門医認定更新から完全に切り替わることになった。5年毎で後3年である。それまでにいくつかの項目をクリアーする必要がある。  診療実績の証明はウエッブ上で、日常診療で経験した症例を登録していくことになる。昨年夏ごろにシステムが整い今年の2月3月で2018年分2019年分を登録した。ずいぶんと手間のかかる作業であった。  専門医共通講習は医療安全、感染対策、医療倫理などにつき学会や医師会主催の講義を受ける。  脳神経外科領域講習は総会や地方会などで行われる講義を受ける。   学術業績・診療以外の活動実績では脳神経外科学会総会、脳神経外科コングレス、脳神経外科学会地方会、関連学会、認定された懇話会などへの参加が必要とされる。この多くは県外で開催されるので宿泊出張となり時間的な負担がきつい場合がある。しかし実際に参加すると新たな知見を得ることが多く面白い。また日常業務から解放されストレスも減ると言えるだろう。  今年は新型肺炎の流行で3月4月の学会が8月9月に延期された。その頃には終息していることを願うばかりです。

投稿者:KUSUat 23:27 | 日記

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