2020年8月29日
脳卒中学会 横浜Web (1)
急性期脳卒中の時短 発症から治療開始までの時間は治療成績に大きな影響がある。TPAの使用は発症後4時間半以内に制約を受けている。血栓回収療法は8時間以内という制約がある。発症から病院到達までの時間は病気に対する理解を広めることや自治体の救急体制の整備等での短縮を図るようにする。病院到着から治療開始までの時短は画像診断装置の迅速な使用、業務を分担し治療医が余分な時間負担をしなく治療に専念できる体制を創っていくことで可能となっていく。病歴や連絡はNP(診療看護師)が行い、書類関係はDA(doctor assistant)が行い治療開始までの流れを効率化できる。TPAは開通率が高くないため効果なければ血栓回収療法が行われる。血栓回収療法までが可能な病院の配置などは地域によって状況が異なることがあるため地域ごとの最適化を勘案する必要がある。