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2014年4月29日

頭痛の話(2)




危ない頭痛、危なくない頭痛
何年にもわたって何度も出る頭痛は危険な病気の可能性は少ないと考えます。しかし、長い間、つらい思いをすると生活が変わり、考え方にも影響が出ることがあります。なかでも不安感が強くなると生活に支障がでてきます。悪い病気は同じように繰り返すことは少なく、進行します。不安感が強くなると進行したように感じられることがありますが、年余にわたるものは、逆にいえば大事には至らなかった実績を示していることになります。
新しく出てきた頭痛、今までにない頭痛には注意が必要です。そのような場合は神経内科や脳神経外科への受診が必要です。危ない頭痛については次回に書いてみたいと思います。
年余にわたってうっとうしいのは片頭痛、筋緊張性頭痛です。
慢性の頭痛があると、雲一つない青空のようにスッキリしてみたいと思います。それで雲一つない空を撮ってみました。しかしよく見ると飛行機雲が写っていました。雲が多少ある空が本当は良さそうです。

投稿者:KUSUat 18:04 | 日記

2014年4月14日

頭痛の話(1)




頭痛は様々な原因で起こります。それぞれの症状の特徴をとらえ治療に結びつけなければなりません。
先ず、性質では頭重感、締め付け感、痛みなどがあります。持続的か瞬間的、拍動性かも重要です。
部位も参考になります。右側か左側か。後頭部か前頭部かなどです。
何年にもわたる頭痛は危険なものは少ないのですが、患者さんにはつらいものです。急激な
ものは注意が必要です。
これから何回かにわたり頭痛の話を書いていきます。

庭に石楠花の花が満開となりました。石楠花は山に咲く花です。では石猿はなんでしょうか。石猿は花果山の仙石から生まれた猿、孫悟空のことです。孫悟空の頭にはまっている金属の輪は三造法師の呪文で締まり頭痛を起こします。このような鉢巻きをを締めるような頭痛は緊張性頭痛といわれます。

投稿者:KUSUat 17:30 | 日記

2014年4月6日

脳卒中学会(大阪)




脳卒中は脳出血、脳血栓、脳塞栓、クモ膜下出血をまとめた言葉です。脳で起きる血管障害をさす言葉です。血管撮影やCT,MRIの診断法がなかった時代の言葉です。診断法の進歩だけでなく、治療の進歩も著しいものがあります。
急性期(発症3時間以内)の血栓、脳塞栓を溶解する薬剤(TPA)の使用は画期的なものでした。ただし、この薬は時間を過ぎて使うと、出血性梗塞というおそろしい事態を引き起こすこともあります。2012年よりこの時間制限が4時間半まで拡大されました。このことに関しての調査が行われていて中間報告がありました。4時間半までの使用でも効果があり、危険度は上昇しないようです。またエダラボン(薬剤)が虚血による神経障害を予防に有効だと照明されつつあるようでした。

脳卒中学会は出席によって野卒中学会、神経学会、脳神経外科学会の3つの学会のポイントがえられ、一粒で3度おいしい学会です。

投稿者:KUSUat 00:54 | 日記

2014年4月3日

神経内科生涯教育講演(名古屋)




難治性神経筋疾患のリハビリテーションがテーマであった。
パーキンソン病、筋炎、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症のリハの話で、いずれも症状の進行を遅らせ、改善を図ることができるというデータでした。
パーキンソン病では「パーキンソン病のリハと音楽療法」で村上華林堂病院神経内科の丸山俊一郎先生の講演であった。
氏は医学部卒業後、桐朋音楽大学でも研鑽を積まれ、ヨーロッパでも3年勉学されたとのことであった。
リハビリはパーキンソン病の一次的な機能障害である無動、寡動を改善し、その後の自主運動により効果を維持できる可能性が期待される。音楽療法は運動症状では歩行障害、発声障害の改善と廃用の予防に、非運動障害においては睡眠・覚醒障害、抑うつ、認知機能低下の改善に期待できる。

帰りの電車の時刻があるので、急いで退出。名古屋国際会議場のもより駅は地下鉄の二つの線にそれぞれあり、しかも会場まで等距離。何度行っても名古屋駅へ行く乗り方がわかりにくい。

投稿者:KUSUat 22:12 | 日記

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