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2014年7月28日

学術講演 パーキンソン病 DBS 新薬




パーキンソン病ウエアリング・オフ治療の進化

北野病院神経内科  齋木英資先生

視床下部(STN)または淡蒼球(GP)に対するDBS(脳深部刺激術)について。
STNのものが多いが、off時間を減らし、off時の症状を改善する。薬の量も減らすことができるが、うつ傾向になることがある。on時の症状の改善は期待できない。効果があるのは55歳までで、発症から10年以内、L-DOPAに反応の良いものである。70歳以上では効果は期待しにくい。
55歳以上でオフ症状でジストニアのあるものはGPにDBSも考える。
新しい薬剤、アデノシンA2A受容体拮抗薬(イストラデフイリン)off時間の短縮作用があり、ジスキネジアのないon時間を増やす。また眠気のない抗パーキンソン薬であり、作用時間が長いので一日一回の服用ですむことが特徴である。

投稿者:KUSUat 22:15 | 日記

2014年7月23日

学術講演会




下部尿路症状の最新治療

日本大学医学部泌尿器科学教授
          高橋 悟先生
下部尿路症状には蓄尿症状、排尿症状、排尿後症状がある。
尿意切迫感のため頻尿、切迫性尿失禁を認める病態を過活動膀胱という。
男性では前立腺肥大があると尿の出が悪くなる排尿症状もきたす。この場合は抗ムスカリン薬に加えα−1ブロッカー併用することで改善される。
女性では過活動膀胱と腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱による排尿障害も多い。骨盤筋体操や手術で改善される。薬物では抗ムスカリン薬が使用される。
前立腺肥大を改善する薬剤として5αー還元酵素阻害薬が期待される。
夜の頻尿は心不全による夜間多尿や睡眠時無呼吸障害によることもあるので注意が必要である。また女性に多い間質性膀胱炎は排尿後のいやな感じを生ずるが細菌性膀胱炎の尿所見を示さないので迷ったら専門医に紹介するのがよいと思われる。
以上がまとめです。

投稿者:KUSUat 20:31 | 日記

2014年7月14日

頭痛の話(8)




三叉神経痛

三叉神経痛は一般に顔面神経痛と言われるように電撃的に出現する顔面の痛みです。顔の痛みなのですが、頭部の一部なので頭痛の中に入れました。
一側に出現し頬や下顎を中心に出ることが殆どです。一回の発作持続時間は数十秒を超えません。繰り返し出現し日常生活ができなくなることもあります。
歯の疾患と三叉神経痛は間違えられることがあるので注意が必要です。
軽度であれば薬物でコントロールができますが、年齢が若い場合は経過を診たたうえで手術が勧められます。老齢では特殊な放射線治療が選択されます。

投稿者:KUSUat 10:42 | 日記

2014年7月3日

頭痛の話(7)




側頭動脈炎
分かりにくい頭痛に側頭動脈炎がある。
高齢の女性に出やすいと言われるが、勿論男性にもある。
側頭動脈というのはコメカミのところを走っている動脈で触れると拍動を感ずる。炎症を起こすと索状肥厚し拍動が弱くなる。しかし、そこまでハッキリした所見を示すものはあまりなく、程度の軽いものが実は多いのではないかと思う。
最も参考になるのは圧痛である。頭痛の診断には側頭動脈を圧迫して痛みがあるか否かをチェックしておくことが重要である。
この基準でいくと軽度の側頭動脈炎と思われる患者を見つけ出すことができる。しかし、これを側頭動脈炎であると証明することは困難である。
この時、ステロイドを使用してみて反応がよく、頭痛が改善し動脈の圧痛が消えれば側頭動脈炎と仮に考えておいても問題はないのではないかと思っている。

投稿者:KUSUat 20:02 | 日記

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