2014年12月31日
認知症サポート医研修 (1)
国立長寿医療研究センター もの忘れセンター長 櫻井孝氏 認知症早期発見・早期治療の意義について 全認知症の5~10%には可逆性の疾患も多数存在する。慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症は脳外科手術で改善する。甲状腺機能低下症、ビタミンB群欠乏症では甲状腺ホルモンやビタミン投与で進行を抑え回復することも可能である。脳動脈硬化に起因するものは生活の改善や薬剤によって悪化を防ぐことができる。アルツハイマー型認知症ではコリンエステラーゼ阻害薬による進行抑制が可能せあり、治療開始が早ければ効果もでやすいと言われている。