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2018年4月15日

お知らせ 楠野クリニックへ




謹啓
雪の多かった冬より若葉や草の芽が伸びる春の季節となりました。
日頃いろいろと御配慮をいただき有難う御座います。
さてこの三月に所属します日本神経学会より会員宛に標榜科の変更依頼の通知がありました。
現在使用されている「神経内科」を実態に則した
「脳神経内科」への変更の要請でした。当院も熟考の末、要請に従うことを決めました。
また同時に、現在の医院名からは診療内容が分かり難いとの話も以前からあり再検討することにしました。そして診療内容を反映する名称として「楠野脳神経内科外科クリニック」に変更することに決めました。
以上の経緯をご報告の上、御理解いただけますようお願い申し上げます。
6月1日より楠野脳神経内科外科クリニック(内科、脳神経内科、脳神経外科)に改め、これを契機に新たな出発とし診療の充実に努めたいと存じます。

          平成30年4月吉日

〒923-0921石川県小松市土居原町303番地
       
            楠野医院
                 楠野幸次  


投稿者:KUSUat 22:45 | お知らせ

2018年4月2日

近畿神経学会 セミナー てんかん診療




睡眠リズムを意識したてんかん診療 東北大学 神 一敬准教授 覚醒時に起きるてんかんには若年ミオクロニーてんかん(朝方、夕方)、欠神てんかん等があります。睡眠時てんかんで前頭葉てんかんは就寝直後か起床前2時間以内に多く非対称性の焦点性間代性で直後の朦朧状態は短い。側頭葉てんかんはどの時間にもでる。前兆があり腹部症状であったり精神症状であったりする。発作は一点凝視、動作停止、自動症などがある。後頭葉てんかんは覚醒時が殆どである。夜間のてんかん発作は全身けいれんに伴う呼吸不全を引き金とする心不全などによる突然死のリスクを上げる可能性がある。てんかんでは昼夜を問わず発作により睡眠障害が引き起こされるが、これは認知機能障害にも関連するといわれる。夜間や早朝に発作が出現し易い場合では眠前の服薬を考慮することもある。

投稿者:KUSUat 12:21 | 日記

2018年4月1日

ホルター心電図 買い換えました




ホルター心電図は携帯できる心電計で24時間にわたって記録された心電図です。当院でホルター心電図が必要なのは意識障害の原因を突き止めるためです。特に一過性の意識障害の場合重要です。先ず脳に原因がある場合はてんかん発作が考えられます。この診断には病歴評価や発作時の状況把握とともに脳波検査が必須です。最近、高齢になって出てくるてんかんが問題になります。数も多く無視することはできません。脳血管障害でも生じますが脳深部(脳幹部)でのイベントで限られたものになります。脳と心臓は密接な関係があります。脳の機能は心臓に依存します。脳は酸素消費が多いので血圧血流の低下は直ちに脳全体の機能低下を起こし意識障害が出現します。一過性の心機能低下は脈の乱れで出ることがあるのです。この脈の乱れは出没することが多く通常の心電図ではとらえきれません。そのため24時間の日常生活での記録が決定的な証拠となり治療法が決定されるのです。また所見の無い時は脳に原因がある確率が高まり、脳波検査を複数回行ったり睡眠賦活脳波を行うこともあります。ホルター心電図は循環器内科で必要とされるような頻度は当院ではないのですが判断を誤らないためには不可欠の検査なのです。この3月に長年使ったホルター心電計を買い換えました。重さは57gと軽くなり装着の際の抵抗感が少なくなりました

投稿者:KUSUat 18:46 | 日記

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