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2012年07月26日

怖い話(心霊じゃない話もあり)


某掲示板にあった怖い話でふ!

でも、心霊じゃない話も入ってるので深夜に読んでも大丈夫ですよ!


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「飛び降り」

大学時代の経験を一つ
神奈川の、敷地だけは広い某大学でのこと。

講義を受けてる時に、遠方の校舎の屋上から飛び降りる男を見た。
俺は窓からその光景を見ていたんで、驚いて立ち上がったんだけど、声を上げようとしておかしなことに気づいた。

男が落ちた場所に死体が無い。
おかしいな、と思ってもう一度屋上を見ると、また同じ男が屋上からダイブしていた。
そして地面に墜落する寸前に消えた。
んで、また屋上から飛び降りる。
あとはもうエンドレスだった。

飛び降りては消え、飛び降りては消え、動画をループ再生してるみたいに延々それの繰り返し。
俺は、よく死者は死んだ時の状況を繰り返す、って話を思い出して、
その男がこの世のものじゃないんだってわかった。

毎日毎日、朝も昼も夕方も、延々その自殺風景はループしていた。
さすがに何度も見てると慣れてしまうもので、俺はだんだん気にしなくなっていった。
もはやその自殺風景が、日常になってしまったんだ。
でも、ある日俺が食堂に向かうために友人と外を歩いてると、ふと真上から震えたような声がした。

「誰か止めて」

びっくりして上を見上げると、頭上数メートルくらいのところに、飛び降りてきた男の顔があったんだ。

一瞬で思い出したよ。
俺が立ってる場所が、男が墜落した場所だってこと。
気づいた時には遅かった。
左肩に凄まじい衝撃を感じて、俺は気を失った。

起きた時には病院のベットで寝てた。
幸い肩の脱臼と肘を骨折した程度で済んだ。
友人に聞いたところ、何もないのにいきなり俺が肩を沈ませて倒れたらしい。
頭から垂直に落ちてくる男の引き攣った半笑いみたいな顔と、
肩に感じた髪の毛が擦れるような感触と衝撃を今も覚えてる。

去年、サークルの飲み会で久々に大学に行ったんだけど、
男はまだ飛び降りを繰り返してたよ。
それ以来、自殺だけはしねぇと誓った。


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「黒こげの乗用車」

警官をしている友人数年前に体験した話。

そいつは高速道路交通警察隊に努めているんだけど、ある日他の課の課長から呼び出されたんだって。
内容を聞くと、一週間前にあった東北自動車道の事故の詳細を知りたいとのこと。
その事故ってのは、一家四人が乗った自動車が平日の深夜に中央分離帯に激突して全員死亡した事故の事だったらしい。

事件のことを少し詳しく話すと、
高速を走行していた長距離トラックから
××インターチェンジ付近で乗用車が燃えているって通報があって、
夜勤で待機していた友人が現場に直行したんだけど、
友人が到着した時には既に乗用車の中にいた人は全員黒こげになって死んでたんだって。

その後身元の特定と検死が行われて、歯の治療記録から死んだのは
東京西多摩地方に住んでいる家族だってのがわかった。

死んだのは加藤正さん(仮名)とその妻の恵美、長男の正一、長女の恵那の四人。

アルコールが検出されたとか、見通しの悪い場所だったとかの事故を起こすような要因は見つからなかったんだけど、特に不審な点もなくそのままハンドル操作のミスによる普通の事故として処理されたんだって。

それで友人も特に何の変哲もない事故でしたよってよその課の課長に言ったらしいんだけど、

その課長が実は、て言って呼び出した理由を話してくれたんだって。

その話によると、
昨日の夜に少年が東京の○○市にある警察署に訪ねてきて、

「僕が死んだとニュースでやっていたのだけど、僕はいったい誰なのでしょうか?」

って言ったらしい。


少年の話をまとめると、一昨日の朝に朝寝坊して起きたら家に家族が誰もいない。
どこかに行ったのだと思いそのまま気にも留めていなかったが、夜になってもだれも帰ってこないし連絡もない。

心配になって警察に連絡したが、子供の悪戯だと思われたのかすぐ切られてしまった。
祖父母や親戚に連絡してみたが、誰も連絡を受けていないと言われた。
そのまま朝まで待っていたが、
つけっぱなしのTVのニュースから、
自分も含めた家族全員が死んだことになっていると知った。

そんなことはないはずなので詳しく知りたくて訪ねて来たとのことだったらしい。

その話を聞いた友人はその事故の資料を改めて提出したんだけど、見直してて不思議なことに気づいたんだって。

家族の歯科治療記録との照合で、
父親、母親、長女は間違いなく本人だって判明したんだけど、
長男は頭部の損傷が激しく、
照合ができなかったと記録に書いてある。

しかも家族は青森近くで事故を起こしたんだけど、
両親は中部地方出身で東北に知り合いはいないことがその後の調査で明らかになっていた。
その当時は旅行にでも出かけた際の事故って事になったんだけど、どうにも不自然なことが多すぎる。

それで友人は資料を提出してから数日後に、例の課長に事件の進展を聞いてみた。
すると課長は口ごもりながらこう答えたらしい。

例の少年は身体的特徴や見た目は死んだ長男によく似ていたが、歯形が違うため別人だと思われる。
そのことを告げると少年が錯乱したため、心療内科のある警察病院に搬送した。
その後の調査で事故死した家族の家を調査したが、事故後誰かが住んでいた形跡はなかった。

そのことを告げると、少年は完全に精神に異常をきたしてしまったため、結局どのこの誰だか分らず今も病院にいる。
もう済んだ事だから、今後かかわらなくていい。

友人はそこまで話すと最後にこう言った。

黒コゲの死体は本当は一体誰で、自称長男の少年は一体誰なんだろうな?

それと、あの家族は何で平日に誰も知り合いのいないところに向かっていたんだ?

俺は思うんだ。

あの家族は何かから逃げてたんじゃないかって。

何から逃げてたのかはわからないけどな。


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「暗い密室で寄り添うもの」

彼はエレベーターの管理、修理をしている。
ある日、病院のエレベーターが故障して止まってしまった、と連絡を受けた。

すぐに車を飛ばしたが、到着した時には2時間がたっていた。
現場へむかうと、人だかりがしている。
中には看護婦が閉じ込められているらしい。

「大丈夫ですかあっ!」

彼が呼びかけると、怯えた女性の声が返ってきた。

「出してください。はやくここから出して!」

がんがん扉を叩く音がする。

「待ってください。今すぐに助けます」

道具を並べ、作業に取り掛かった。

「扉から離れていてください!」

と叫ぶ。

「はやくはやくはやく!」

がんがんがんがんがん!!

「扉から離れて!」

彼はもう一度叫んだ。

がんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがん!!!

扉は狂ったように内側から叩かれている。
ちょっと尋常ではない。
パニックになっているのだろうか…。

周りの人も不安げに顔を見合わせている。
見かねて院長が扉に近寄って、怒鳴った。

「扉から離れなさい!危険だから!」

「離れてます!!」

女の悲鳴のような声が聞こえた。

「暗くてわからないけど…ここ、なにかいるみたいなんです!」

彼はぞっととした。
じゃあ、今目の前で扉を殴打しているのはなんだ?
つとめて考えないようにして大急ぎで作業にかかった。
扉を開けたとき、看護婦は壁の隅に縮こまり、しゃがみ込んで泣いていた。

彼女曰く、電気が消えた後、何者かが寄り添って立っている気配がしたという。
気配は徐々に増え、彼が来る頃には、エレベーターの中はそいつらで一杯だったそうだ。


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「鼻歌」

現在も住んでいる自宅での話
今私が住んでいる場所は特に曰くも無く、
昔から我が家系が住んでいる土地なので この家に住んでいれば恐怖体験は自分には起こらないと思っていました。

ここ最近ですが、リビングにいると昼夜を問わず、
女性の低い声で鼻歌が聴こえてきます。

「ん〜…ん〜ん〜…」

最初はよ〜く耳をすまさなければ気づかないほどに遠くから聴こえてくるのですが、
放っておくとどんどん近づいてきます。

「ん〜…ん〜ん〜…」

それでも放っておくと、意識を集中しなくても聴こえるほどに近づいてきます

「ん〜…ん〜ん〜…」

なので私は、
その声に気づいたらいつも般若心経の最後の部分を繰り返し唱えるようにしています。
(これしか知らないもので……)
とにかく般若心経の「ぎゃーていぎゃーてい」のくだりを唱え続けると、
声はだんだん遠ざかっていきます。

このリビングではテレビにも集中できません。
声が聴こえ始めるのは完全に不定期ですし、
早く声に気づいて般若心経を唱え始めなければ、時としてそれは部屋にまで入ってきます。

「ん〜…ん〜ん〜…」

そういえばこの前、大好きなバンドのニューアルバムが発売されました。
発売日を楽しみにしていたので、お店で買った時はもうテンション↑↑

さっそく家に帰ってヘッドフォンで聴いて、
一通り聴き終え、よかったな〜と余韻に浸りながらヘッドフォンを取ったら耳元で

「んーーーーーーーーーーーーーーー」

って。


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「時は来た」

うちの死んだじいさんは軍人あがりで腕力でブイブイ物いわすタイプで妻や娘たちにも何か気に入らないと殴る蹴る罵る。酒乱。競馬パチンコ狂。
婆さんはぶたれて鼻が曲がっても、はいはいと黙って従う従順な妻だった。

それでも年をとったら大人しくなり、娘(あたいのママ含)たちも嫁ぎ、平穏な日々を送っていた。
が、ある日夕方頃突然、強烈な頭痛に見舞われた(脳内出血だったの)。

「痛い…痛い…」と苦しむ爺さんを見て、(普通は救急車を呼ぶレベル)

婆さん一言「あらまあ、じゃあ今日は早めに寝てくださいね」

深夜、爺さんは「きゅ、救急車を呼んでくれ」

一緒に住んで回りの世話をしていた末娘が言った。

「おじいさん、救急車は今の時間は営業してないわよ」

未明頃、爺さんは意識不明に陥った。
そこで婆さんがいうことには

「救急車は朝の11時からですよ。裏のパン屋も11時だから病院もきっとそのくらい」

で、昼頃救急車を呼んだ結果、おじいさんは手遅れで。(以下略)

この話、末娘(あたいのおばさん)と婆さんが、
ようかんと茶飲みながら楽しそうに話していたんだ。
当時小学生だったあたいは「こいつら馬鹿?」って思ったけど今から考えたら…。


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「首吊り」

爺ちゃんの体験談だそうで。
所々うる覚えだけど

爺ちゃんは消防士で、その頃はちょっと田舎の詰め所みたいな消防署で待機してたんだと
そしたら警官がその詰め所に飛び込んできた

「すまん、(爺ちゃんの名前)さん! ちょっと手伝ってくれんか!」

「どうしたのね」

「一家心中だわ。揃って首吊り」

「わかった」

職業柄か単に肝が太いのか、元々そういうことにも慣れっこだったみたいで、
言われたまま飛び出した

道中聞いた話では、その一家心中した家族の親戚っていう人が
その家を訪ねたら揃って軒先で吊っていたようで、
電話連絡を受けて警官も一回見に行ったんだと

まあ人数が人数で、一家揃って並んでるのを見てちょっとビビったらしく、
親戚に人を呼んでくると言って、
爺ちゃんに助けを頼んだらしい

んで二人して家に着いたら、
警官が腰を抜かして驚いた

「どうしたね?」

「ひ、一人増えとる!」

軒先に、一家と一緒に、通報した親戚がぶら下がっていたそうだ


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「電話の相手」

夜居酒屋でバイトしてた頃、残業してたらいつもの電車に間に合わなくて、途中の寂れた駅までしか帰れなかった時があった。
その日は給料日前日で全然金なくて始発出るまで公園で寝てたんだけど、寒さで腹壊しちゃってトイレに行ったの。

そしたら少しして隣の個室に人が来たんだけど何か電話しながら入って来たみたいで話が聴こえて。
外からは車の音とかするんだけど、トイレの中かなり静かだから相手側の声も微妙に聴こえたんだ。

「ん?うん、分かってるって。あはは!あ、ごめんごめん。何?」

『・・なった・・い つか・・』

「あぁ、そーだなー。大丈夫だって。気にすんなよ。え?おう。あははっ!やだよ。なんでだよ!ふふ。うん。そーなの?」

『たしか・・かけ・・し・・』

「そうだっけ?おう・・あー、そうかもしんね わり!ちょっと待ってて」

で、トイレから出ようとした時、隣から。
かさっ、しゅっしゅっ。と言う音と同時に、はっきり相手側の声が聴き取れた。

『ったでんわばんごうは げんざい つかわれておりません  ばんごうをおたしかめのうえ おかけなおしください  おかけになったでんわば』

「もしもし?わり。タバコ。で、何だって?ああ、そりゃおま」

急に怖くなり駅まで走って、駅前で震えながらシャッターが開くのを待ってた。
ただ物凄く気味が悪くて怖かった。
思い出すとまだ夜が怖い。


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「やっぱりヤクザは怖いw」

俺の武勇伝ではなくて助けてもらった話
ネタみたいな話だが一応実話w

俺は横浜の大学に通ってたんだ。
趣味のバイクのローンを返済する為、ビデオ屋でバイトをしてた。
バイトは時給の良い深夜に入ることが多かったんだが、
結構暇な店で楽な仕事だった。

ただ、店の場所が結構ヤバメの場所ということもあり、
バイトの日は毎日のようにヤクザの事務所に配達をさせられていた…
そのヤクザは店長の知り合いで、断れなく行くのはいつも俺の役目だった。

でも、俺が選んで持っていくビデオはそのヤクザのツボにはまるらしく、
「○○(←俺の名前)が持って来るビデオはいつもおもしれいなぁ」とか
「○○がいつも持って来いよ」とか言ってくれて、
チップを貰ったりして結構可愛がってもらっていた。

そんな日が一年くらい続いたある日…

いつものように店に電話があって、
「おう!○○か??今日も3本ばかりおもしれいやつ持って来いや!!」と…
バイトに入った日はほとんど毎日のことなので、
いつものように新作から面白いのを選んで、
店の前に止まっているローン残額たっぷりwのバイクで配達に行くことにした。

5分くらい走って、あと少しで組の事務所という時、
急に左側のコンビニに止まっていた車がウインカーも付けずにいきなりUターンしてきた。
急ブレーキを掛けたが、間に合わずにその車のどてっぱらにぶつかってしまった。
バイクは倒れてカウルは割れ、タンクには大きな凹みが出来てしまった…
ヘルメットにも傷が付き、「あぁ、やっちまった…orz」と泣きたくなっていると…

「ふざけんなよ!!オマエなにやってんだよ!!!!!!!」

「コラ!どこ見て運転してんだよ??????ああ?!!!」

という罵声が…

俺はてっきり謝ってくるのかと思ってたから、
「?????」と思って見ると…
当時でいうチーマーみたいな2組のカップルが車から出てきて、
散々怒鳴り散らした後、
「あーあ…オマエやっちゃったね この車いくらするか知ってる?」
「これはドア交換だわ 50万はかかるかなぁ」
とか言ってきた。

俺は「だってソッチが急に…」と言いかけたけど、
男2人は腕にタトゥーが入ってって、結構やばそうな感じだったので、
最後まで言えずに黙ってしまった。
金髪の女2人は俺を見てニヤニヤ笑って電話をしていた。

でもさすがに悪いのは相手だと思ったんで、
「そんな運転席まで真っ黒なスモーク張ってたら、見えるものも見えないんじゃ…」
と言い終わる前に、胸ぐらを?まれて
「ああ???悪いのはお前だろ??」
「コイツむかつくな、さらってやっちまおうぜ!!」
とか言われて、
俺は「もうオワタ…」と思ってた。

すぐに帰れそうになかったので、店に電話して店長に事故にあってすぐ帰れないことを伝えた。
その後、俺は相手の言われるがままになっていた。

そしたらしばらくして、向こうから男が2人歩いてきて、
「おう オマエら何やってんだ?」と…
俺はてっきり女が電話で仲間を呼んだんだと思って、恐る恐る見てみると…

その2人は
俺がこれから配達に行く事務所の2人だったw
その2人を見たチーマーは明らかに動揺している様子だった。

その理由は…
2人ともスキンヘッド&ランニング&短パンに雪駄w
その露出の多い格好を際立たせているのは…
首の根元から足のくるぶしまでびっしりと入った刺青ww
チーマーのタトゥーがシールに見えるくらいそれはもう見事なもんだった。

ヤクザの2人は
「あんまり遅いからよ 店に文句の電話をしたら、
店長が「○○が事故にあった」っていうから、様子を見に来てやったんだ」と。
車の2人はこのヤクザが俺の知っている人だと分かり、狼狽している様子だった。
「おう なにがあったか言ってみろ」と言われたので、
俺は事故の様子や修理代を50万要求されていることなどをありのままに話した。

そしたら、「ハァ?50万??」とヤクザ。
「いや、あの…それは…」とチーマー。

俺はヤクザの
「それは高すぎだろ?」とか
「悪いのはお前らの車の方だから自分で直せ」
とかいう言葉を期待してた…

そしたら、
「○○チャン、それは払わんといかんなぁ」
と予想外の冷たいお言葉。

しかしこの後、やっぱりヤクザは怖いということを俺は心底思い知った。

ヤクザA「このドア換えるから50万かかるんだよな?」

チーマー「…あ…はぃ…でも板金で…(と言いかける)」

ヤクザA「だったらこのドアはどうなってもいいよな?」

チーマー「・・・」

ヤクザA「おい(とヤクザBに目で合図)」

ヤクザB「へい!!」

ヤクザBはその凹んだドアを猛烈な勢いで蹴り始めたww
雪駄でそんなに蹴ったら足大丈夫か?いう位に蹴り続けた。
ドアはボコボコに凹み、元々の凹みは既に分からなくなり、
ドアの塗装はボロボロと剥がれている。

その間チーマーは泣きそうになりながら
「すみません すみません」と言っていた。
俺は自分にされたことも忘れ、すこし可哀相に思ってしまった。

そんな俺の思いをよそに、更にヤクザの恐ろしさは加速する。

ヤクザA「あとで50万渡すから ちゃんとドア直せよ」

チーマー「・・・」

ヤクザA「ところで、車の修理代はこっちが持つけど、バイクの修理代はオマエが持つんだよな?」

チーマー「…えっ??」

ヤクザA「あん?だってオマエそうだろ?お互いに壊したものを弁償すれば解決じゃねーか」

ヤクザA「○○よ このバイクいくらだった?」

俺「中古で30万位でした…」

ヤクザA
「うーん…あっちも凹んだドアを新品にすることだし、
同じようにバイクも新品にしてもらったらどうだ?」

俺「えっ?」

ヤクザA
「バイクはな、見えないところが壊れてたりすると、あぶねーぞ」
「遠慮しないで新品にしてもらえ」
「新車でいくらだこのバイク?」

俺「多分60万位だと思います…」

ヤクザA「そっか、じゃあ、消費税乗せて70万くらいだな?」

俺「・・・」

ヤクザA「ヘルメットは?」

俺「多分3万くらいだと思います…」

ヤクザA「そっか、じゃあ、消費税乗せて5万くらいだな?」

俺「・・・」

ヤクザA「全部で75万と…」

ヤクザA「仲介手数料が…25万で…」

俺・チーマー「え??」

ヤクザA「お、ちょうどきりがいいな ぴったり100万だ」

ヤクザA「さっきの50万とプラスマイナスして…オマエの払いは50万だな?」

俺はただただ呆然としてそのやり取りを見ていた。

ヤクザが
「○○よ オマエ怪我はしてないんだろ?だったら早く店に帰ってやんな」
「店長心配してるぞ」と
「後は任せておけ」
と言われて先に帰ることにした。

礼を言うべきなのかどうか迷ったが、一応「ありがとうございました」と言って、その日のビデオを渡して、その場を離れることにした。

倒れていたバイクを起こしメットをかぶる前に、

ヤクザBの「おら、オマエら全員免許証だせ コラ」と言っているのが聞こえた。

後日、店長が「△△さん(ヤクザA)から預かってきた」と言って封筒を渡された。

中には5万入っていた。

なぜ5万なのか分からなかったが、
よく考えてみると
「30万(俺が初めに言ったバイクの金額)−25万(仲介手数料)=5万」
ということなんだろうと思い、
「やっぱりヤクザは怖いw」と思った。

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んじゃ、そういうわけで!(。・_・。)ノ



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投稿者:ペプシコアラat 14:42| 心霊、怖い話、幽霊、恐怖、心霊写真 | コメント(0)

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